多賀城政庁跡の桜 |
ほんとうに自然のパワーは凄い。
喜びも、悲しみも、いろんなものを与えてくれる。
東北鎮護・奥州一宮「塩竈神社」 |
満開の桜 |
宝物を運ぶ神主さん |
桜に平安装束が映えます |
神苑 |
大島桜や佐野桜、兼六園菊桜、染井吉野など、色とりどりの桜 |
撫でると無病息災の御利益があるとされる「なで牛」 インドのシヴァ神信仰に由来するのかもしれない 愛嬌のある顔は、みんなに撫でられて黒光りしています |
見事な枝垂れ桜 |
国の天然記念物「塩竈桜」 手毬状につく八重桜です |
芭蕉が塩竈神社を参拝した折に見て、感動したとされる「文治灯籠」 しかし実際には、本物の文治灯籠は戦時中に供出されてしまったので、 この錆びた灯籠は戦後につくられたレプリカとのこと |
塩竈神社社殿 ブルーノ・タウトは好みではないかもしれないが、 芭蕉は『奥の細道』のなかで荘厳な社殿を褒め称えた |
1809年に、伊達周宗が蝦夷地警護凱旋ののち 奉寶として寄進した灯籠 江戸後期の高度な鋳物技術がうかがえる |
塩竈神社内の「志波彦神社」 |
志波彦神社の前からは塩竈港と島々が見降ろせます |
昨日の荒涼とした被災地とは、対照的な風景だった。
津波に襲われた場所は荒漠とした原野のようだが、影響を受けなかった場所は、傾きかけた古い家屋や店舗がまばらにあるだけで、ごく普通の街並みのように見える。
ほんの数日滞在しただけでは、被災地の現状など分かるはずもないが、現実をぐっと静かに受け止め、立ちあがり、前に進む人々の姿を見ることができた。
「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」
アランのこの言葉を実践しているかのような素敵な笑顔を、宮城で何度も目にした。
家族や親族が一緒だった(親戚のお見舞いと母の古希のお祝いを兼ねていた)ので、直接被災した場所をあまり見ることができなかったが、着々と復興に向かいつつある東北のパワーを実感した旅だった。